アルバム「Eve6」(1998年)
読み方は「イヴシックス」。南カリフォルニアで結成された10代のバンドが、バンド名を冠してリリースしたアルバム「Eve6」がいきなり大爆発。シングル「Inside Out」はオルタナ系のロックチャートで1位を獲得した。バンドマンとしてその夢のようなキャリアの歩み方をした。90年代後半〜00年代初頭にツアーに明け暮れ、精神的にも肉体的にも疲弊してしまったのか、油の乗ったこれからというタイミングで活動休止した。今回紹介するのは、バンド名を冠したアルバム「Eve6」。荒削りのサウンドと一見さんも拒まないポップさ、退廃的なグランジの風味も漂う作品となっている。
おすすめ曲1「Open Road Song」
小学生の時に地元の近くのレンタルビデオ屋で店内BGMとしてこの曲がよく流れていた。
当時は曲名が分からず10年ほど探し続けた曲である。タイトルだけ見るとクラシックなカントリー系ソングなのかと思いきや、印象的なイントロのメロディと自然的に体が揺れ動く軽快なリズム感が特徴的なロック曲。
おすすめ曲2「Leech」
落ち着いたテンポではあるものの、正統派なロックサウンドを奏でている。本作のジャケットが「目玉のみ神経で直接接続された脳みそをストローで吸っているイラスト」であり、タイトルの和訳も「ヒル」であることから、底知れぬ狂気が見え隠れする一曲。
おすすめ曲3「Superhero Girl」
開放的な天気の下で聴きたいなと思える一曲。「Girl」というワードが入っている曲の名曲率が高い説。