ロックファンの間では知らない人はいないレベルの名盤です。私はこのアルバムに参加しているアーティストを軸に色んな楽曲を漁り始めました。
「Spawn」(1997年)
アメリカ映画のサントラアルバム。しかし…ただのサントラアルバムではありません。
じゃあ何がそんなに凄いのか? A)このサントラに参加しているミュージシャンを見てください。
01. Trip Like I Do, (Can’t You) – Filter/The Crystal Method (04:17)
02. Long Hard Road Out Of Hell – Marilyn Manson/Sneaker Pimps (05:14)
03. Satan – Orbital/Kirk Hammett (03:42)
04. Kick The P.A. – Korn/The Dust Brothers (04:29)
05. Tiny Rubberband – Butthole Surfers/Moby (04:12)
06. For Whom The Bell Tolls (The Irony Of It All) – Metallica/SJ Spooky (04:39)
07. Torn Apart – Stabbing Westward/Wink (04:53)
08. Skin Up Pin Up – Mansun/808 State (05:27)
09. One Man Army – Prodigy/Tony Morello (04:14)
10. Spawn – Silverchair/Vitro (04:28)
11. T-4 Strain – Henry Rollins/Goldie (05:19)
12. Familiar – Incubus/D.J. Greyboy (03:22)
13. No Remorse (I Wanna Die) – Slayer/Atari Teenage Riot (04:16)
14. Plane Scraped Its Belly On A Sooty Yellow Moon, A – Soul Coughing/Roni Size (05:26)
ヘヴィ/オルタナ系ロックバンドとテクノ系アーティストの共演!
当時絶頂期だったMarilyn Manson、ロック界の権威であるMetallica、1998年以降に爆発するロックスターであるKORNとAtari Teenage Riot。90年代以前のロックファンは、ダンスミュージック・エレクトロニクス・テクノ分野はそれぞれ別世界という考えがあったのではないでしょうか。しかし、The ProdigyやThe Dust Brothers(The Chemical Brothers)のようなテクノとオルタナの架け橋となるバンドが90年代後半頃からロックファンを熱狂の渦に巻き込みます。
こうした卵を徐々に温めながら、1997年、ついに“Spawn”が大爆発します。音楽界におけるベルリンの壁をぶっ壊した革命的なアルバムとなりました。日本国内では、当時のロック界の最前線にいたhideが1997年のベストアルバムに挙げています。
私はやはりThe Prodigyが大好きなので「One Man Army」(1997年)を紹介します。
コラボしているTony Morelloは、あの超超超有名なロックバンド「Rage Against the Machine」のギタリスト。Tony Morelloの音楽では機械音のような独特なサウンドが特徴的です。この「One Man Army」でも重機のサイレンのような音が印象的ですが、Tony Morelloの個性が強く表れていますね。
「Skin up Pin up」(1997年)
イギリスのグラムロックバンドMansun x イギリスのテクノバンド808 State。
「Skin up Pin up」は気だるそうだが、”危うさ”がるサウンド。オルタナティブロック好きの人にとっては、Spawnの楽曲の中では最も入門しやすい曲なのではないでしょうか。