2愛+4愛+2愛+4愛-sunset +4愛+2愛+4愛+2愛+4愛+2愛+4愛-sunset+4愛+2愛+4愛+2愛+4愛+2愛+4愛-sunset+4愛+2愛+4愛+2愛=true heart!(真実) 頭がおかしくなっていません。

「SUPERCAR」の楽曲を初めて聴いたのは、映画「ピンポン」(2002年) です。衝撃的だったのは、こちらのシーン。窪塚洋介が演じるペコが、堕落した高校生活からライバルに追いつくために、再起をかけて卓球の猛特訓を始めるシーンです。この時に流れる楽曲「STROBOLIGHTS」(2002年) が、SUPERCARの名曲です。

SUPERCARとは
青森県出身のロックバンド。現在は解散してしまいましたが、メンバーそれぞれが作詞家・作曲家などで活躍している個の能力がとても高いグループです。NUMBER GIRLやくるり、中村一義と同世代である彼らはデビュー年で括られ「97の世代」と呼ばれていました。SUPERCARは当初オルタナティブ寄りのバンドミュージックを制作していました。SUPERCARに限っては、2000年に入ったあたりから、エレクトロニカの要素がより強くなります。

「HIGHVISION」(2002年)
エレクトロニカな世界観を前面に押し出したアルバムです。1995年から続くSUPERCARというバンドを決定づけたのがこちらのアルバム。ナカコーの作曲能力といしわたり淳治の言語能力を踏まえても集大成と言えるのではないでしょうか。ただこの辺りからバンド間ですれ違いが発生していたとも聞きます。でもやっぱりナカコーの「脱力感とニヒリズム感」といしわたり淳治の「一見意味なさげだが気づいた時に鳥肌が立つ歌詞」の親和性は高いと思うんですよね。

こちらも映画「ピンポン」の主題歌である「YUMEGIWA LAST BOY」(2001年)
幾何的で数学の教科書の表紙を彷彿とさせるPV。大学の時に使っていたシミュレーションソフトと研究室の空間を思い出しました。注目は「夢際のラストボーイ 永遠なる無限」という歌詞。「夢に挑戦する少年の将来はどこまでも続いていく」という意味なのでしょうか。

NIJIIRO DARKNESS」(2002年)
アルバムの中ではマニアックな部類かもしれません。前奏の重苦しい感じから、無機質なエレクトロニックなリズムが一定間隔でビート刻み、ナカコーの気怠さとフルカワミキの美しいコーラスを経て、開放的な大空へと飛び立たせてくれます。