Album「Eve6」(1998)
読み方は「イヴシックス」。南カリフォルニアで結成された10代のバンドが、バンド名を冠してリリースしたアルバム「Eve6」がいきなり大爆発!シングル「Inside Out」はオルタナ系のロックチャートで1位を獲得した。バンドマンとしてその夢のようなキャリアの歩み方をした。全盛期である00年代初頭にツアーに明け暮れ、精神的にも肉体的にも疲弊してしまったのか、油の乗ったこれからというタイミングで活動休止。今回紹介するのは、バンド名を冠したアルバム「Eve6」である。荒削りのサウンドと一見さんも拒まないポップさ、退廃的なグランジの風味も漂う作品となっている。
PickUp.1「Open Road Song」(1998)
小学生の時に地元の近くのレンタルビデオ屋で店内BGMとしてこの曲がよく流れていた。当時は曲名が分からず10年ほど探し続けた曲である。タイトルだけ見るとクラシックなカントリー系ソングなのかと思いきや、印象的なイントロのメロディと自然的に体が揺れ動く軽快なリズム感が特徴的なロック曲である。
PickUp.2「Leech」(1998)
落ち着いたテンポではあるものの、正統派なロックサウンドを奏でている。本作のジャケットが「目玉のみ神経で直接接続された脳みそをストローで吸っているイラスト」であり、タイトルの和訳も「ヒル」であることから、底知れぬ狂気が見え隠れする一曲。