ヴィジュアル系超絶プロテク集団・La’cryma Christi。私が邦楽でかなり上位に位置する好みのロックバンドですが、同世代に分かり合える人がいなくて非常に悲しいです。私にとっての憧れのドラマーの一人であるLevinさんのドラミングに惚れ込んでいます。私が青春を生きた時代にこのバンドが存在していたら、間違いなく推し活をしていたことでしょう。

PickUp.1「IN FOREST」(1998)

最近ドラムを練習している曲。「Lhasa」に収録された曲ではありませんが、1998年に発売されたポップさが光る名曲。小柄な体からの力強くも安定感のあるドラミングとサビ前のフィルイン(2分25秒頃〜)が良すぎて、何度も見返しています。ドラムを始めて最初に叩けるようになりたいと思わせてくれた楽曲です

Album「Lhasa」(1998)

前回、最高傑作の名盤「Sculpture of Time」を紹介しました。「Sculpture of Time」が、La’cryma Christiというバンドの只者ではない感じが話題を呼び、90年代後半のV系シーンでLa’cryma Christiの存在感を増していきます。そして、いよいよV系ブーム絶頂期の1998年へと突入していきます。

そんなV系戦国時代の1998年に発売した「Lhasa」。前作の退廃的な感じから、ポップなメロディアス感が増した印象。La’cryma Christiの特徴はメンバー全員が作曲作詞に携わっているので、楽曲の多様さがリスナーを飽きさせなくて良いですね。ちなみに「Lhasa」とは「神の地」という意味らしいです。そんな中で「Lhasa」「With You」「月の瞼」はダントツで好きなのですが、今回は「With You」「月の瞼」を紹介したいと思います。

PickUp.2「With You」(1997)

代表曲「未来航路」(1998年) とこの「With you」は本作の中でも知名度の高い楽曲です。
・TAKAの歌い出しから始まる印象的なイントロ
・La’cryma Christiらしい最終サビの転調
・パッヘルベルのカノンがバックで流れる奇妙なほど爽やかなアウトロ
細かな要素が散りばめられた超大作と言って良いほど完成度の高い楽曲です。

PickUp.3「月の瞼」(1998)

夜の都会を走り抜けたくなるような疾走感がクセになる楽曲。「Lhasa」はやはりJ-POPを意識したメロディポップな楽曲が増えていますね。その中でもこの「月の瞼」はライブでも盛り上がりますし、下の動画で「YOYOGIまで行こう〜♪」と歌っていますが、本当の歌詞は「YOKOHAMAへ行こう〜♪」です。各会場の地名に置き換えられるのが、通例となっています。